ほぼ一周ぐるっとドライブ 亀田半島 ルート説明

  • ルート
    A:函館市→B:トラピスチヌ修道院→C:恵山つつじ公園→D:しかべ間歇泉公園→E:大沼国定公園→F:函館市
  • 所要時間  約8時間

6月某日、晴れ時々くもり。

函館市は、市内だけでも1日では周りきれないほどの多くの観光スポットがあり、異国情緒あふれる素敵な街です。

市内観光だけなら路面電車やバス、徒歩などでの観光も可能ですが、今回は函館市を拠点に、亀田半島をぐるっとほぼ一周、主人と2人でドライブです。

朝9時に函館市を出発します。

神聖な トラピスチヌ修道院

まずは函館駅から車で30分ほど走り、函館市郊外の高台に建つ「トラピスチヌ修道院」へ。

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ここは明治31年創立の日本初の女子修道院。

現在でも修道女が厳格な戒律のもと生活を送っていて、内部の見学はできませんが、広い敷地内の一部のエリアと売店を観光することができます。

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庭園は手入れが行き届いていて気持ちよく散策ができ、厳かで凛とした空気感に包まれているようです。

鮮やかに咲き誇る 恵山のツツジ

トラピスチヌ修道院から内陸を走る道もありますが、亀田半島の海岸線のドライブを楽しみたいので、国道に戻って海岸線を走ります。

1時間弱で次の目的地である恵山の麓にある「恵山つつじ公園」へ。

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北海道で自生するツツジは、ピンク色のエゾムラサキツツジが多いのですが、この公園ではオレンジ色の「エゾヤマツツジ」が多く見られ、その数およそ4万本。

例年5月下旬から6月上旬に満開になるそうですが、訪れてみるとややピークを過ぎた模様・・・。

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それでも、きれいなツツジが咲き誇っています。まずは、小高い山の展望台を目指すことに。

いくつかのコースがあり、頂上まで17分と表示されたコースを選んで歩き出したのはいいものの、かなりの傾斜で大変な登りが続きます。

それでも道の両サイドにたくさんのツツジが咲いていて、ゆっくりと眺めながら登り展望台へ到着です。

残念ながら薄曇りの天気の中ですが、山の上からは海を見渡す絶景の眺めで、遠くに下北半島を臨むことができます。

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ランチはベンチに座ってツツジを眺めながら、コンビニのお弁当。

きれいな花に囲まれ、一層美味しく感じます。

さらに広い敷地の散策路をぶらぶらと歩き、鮮やかなエゾヤマツツジの群生を見ることができて大満足です。

地球の鼓動 しかべ間歇泉

続いて「しかべ間歇泉公園」へ。

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公園といっても、入場料が大人300円かかります。

コンパクトな公園内には無料の足湯や休憩室があり、間歇泉をすぐ間近で見ることができます。

鹿部町は温泉の町ですが、この間歇泉は温泉を掘っている際に偶然見つかったそう。

間歇泉の噴出高は約15メートル、温度は約100℃だとか。

10分に1回くらいの間隔で吹き上がるので、ほとんど待つことなく見ることができます。

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空高く吹き上がる間歇泉は、地球が生きていると感じることができる迫力があります。

自然を体感 大沼国定公園

鹿部町から内陸に入り、「大沼国定公園」へ。

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駒ヶ岳やその噴火によってできた大沼・小沼などを合わせて、一帯が国定公園になっています。

大沼は遊覧船やボートに乗ったり、サイクリングで湖畔を周ったりすることもできますが、私たちは駐車場に車をとめて、徒歩で散策することに。

5つの遊歩道が完備されていて、北海道の大自然を体感できる気持ちのよい風景が広がっています。

大沼にはたくさんの小島があるのですが、橋で結ばれているいくつかの島に渡ることも。

遊歩道の途中には、作家の新井満さんが大沼の別荘で『千の風になって』を訳詩・作曲したことから、モニュメントが建立されています。

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この場所に立つと、目の前に駒ヶ岳と大沼のコントラストが美しく、まるで歌詞に出てくるような吹き渡る風を感じることができます。

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今までに数回訪れていますが、季節ごとに違った自然を満喫することができる場所だと感じます。

また、ここを訪れたら甘い物好きの私が外せないのが、1905年創業という老舗の沼の家の「大沼だんご」。

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団子といっても串には刺さっておらず、折の中にびっちりと詰められています。

一口サイズのやわらかいお団子で、私は胡麻がお気に入り。大沼に来たら、是非味わってほしい名物です。

大沼国定公園から函館市までは約30㎞。「函館に戻ったら、夜景を見ようか夜の金森倉庫を歩こうか・・」などと相談しながら帰途につき、到着したのは17時頃。

今回のドライブのお土産は、南茅部町で購入した昆布。亀田半島は、良質な昆布が採れる地域なので、ルート途中の道の駅「なとわ・えさん」などでも買うことができます。

軽くて日持ちするので、お土産にもおすすめですよ。

北海道のダイナミックな自然を満喫したドライブとなりました。

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