自然と文化、歴史に触れる 南部ドライブ ルート説明
- ルート
A:ホテル→B:瀬長島ウミカジテラス→C:琉球ガラス村→D:ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館→E:平和祈念公園→F:おきなわワールド→G:浜辺の茶屋→H:斎場御嶽→I:ホテル - 所要時間 約8時間30分
沖縄本島の南部には、沖縄の自然や文化、また沖縄戦など歴史の側面に触れることができるスポットが多くあります。新スポットや話題の海カフェにも立ち寄りつつ、南部の海岸線をぐるっとドライブするコースです。天気は晴れ時々くもり。9時過ぎに出発です。
南欧の街並み 瀬長島ウミカジテラス
ホテルを出発し、今回のドライブは高速道路を走って目的地に向かいます。
沖縄の高速道路は制限速度が80㎞なので、スピードの出し過ぎに気を付けながらのドライブです。
快適に走ることのできる高速道路からは、沖縄独特の造りの家や街並みを臨むことができ、「あれっ?あんな建物あった?」と前回旅行した時にはなかったイオンモール沖縄ライカムなどの商業施設も発見し、新しく変化している沖縄を感じます。
沖縄自動車道から通行無料区間の那覇空港自動車道に入り、豊見城・名嘉地ICで降りると、すぐに「瀬長島ウミカジテラス」に到着です。
斜面に階段状に白亜のショップが並び、まるで南欧の街並みのよう。
目の前には海が広がり、空港が近いので離着陸する飛行機を下から眺めることができる絶好のロケーションです。
散歩気分で歩いて回ると、テラス席もあるレストランやリゾート土産を売っているショップ、スイーツやジェラートのお店があり、南国フルーツのジュースを飲みながらリゾート気分を満喫します。
県内最大の工房 琉球ガラス村
東シナ海を臨む見晴らしの良いいくつかの橋を渡って、次の目的地「琉球ガラス村」へ。
ガラスカレットで覆われた素敵な建物で、中には体験工房やレストランもあり、沖縄の代表的な工芸品である琉球ガラス製品が数多く揃っています。
色とりどりのグラスや味わいのある質感のお皿など、見ているだけでも楽しい!
お土産にガラスの箸置きを購入して、次の目的地に向かいます。
沖縄戦を語り継ぐ ひめゆりの塔と平和記念公園
5分ほど走って「ひめゆりの塔」へ。
沖縄戦の戦跡として最も有名な場所なので、たくさんの観光バスが駐車しているだけでなく、大勢の修学旅行生も訪れています。
ひめゆり学徒隊の慰霊塔に祈りを捧げた後、併設している資料館に入り、悲惨で過酷であった戦争の実態を再認識します。
次にすぐ近くの「平和記念公園」へ。
沖縄戦終焉の地に整備された公園で、豊かな緑に囲まれた広い公園の中に、資料館や平和祈念堂などがあります。
平和祈念堂に入ると、中には大きな平和記念像が鎮座し、その周りに平和を願うたくさんの千羽鶴が供えられています。
公園を歩くと、沖縄戦で亡くなった方の24万人もの氏名が刻印された平和の礎や多くの慰霊碑があり、今一度、平和について深く考えさせられます。
沖縄を体感 おきなわワールド
沖縄の歴史、文化、自然をテーマとした「おきなわワールド」へは、平和記念公園から15分ほど。
南部をドライブしていると、野菜のような作物とその上にたくさんの電灯が吊るされているという不思議な畑が・・。
「うーん、何だろうね・・・特別なライトを当てて作物を育てているのかも?」などと話しながら、思わず車を停めて写真を1枚。
調べてみると、これは「電照菊」という栽培方法で、夜間に菊にライトを当てて日照時間を長くすることにより、開花時期を遅らせるのだとか。
新たな沖縄の夜景スポットともいわれているそう。
北海道では見ることのない、ドライブ途中の発見にも感激です。
そして「おきなわワールド」に到着。
広い敷地内には、昔の沖縄の街並みを再現した古民家があったり、南国ならではのフルーツ園があったりと、どれも興味深いものばかり。
特に文化財にもなっている古民家は、古きよき沖縄の伝統や文化を感じることができるものでした。
海カフェ 浜辺の茶屋
おきなわワールドから国道に戻り、太平洋を一望しながらのドライブ。
そこから、海カフェの草分け的存在といわれる「浜辺の茶屋」を目指します。
細いくねくねした道に入り海辺に近づくと、隠れ家のような外観のお店発見!
まさにオンザビーチのロケーションに建っています。茶屋といっても、手作り感たっぷりの店内はあたたかい雰囲気の素敵なカフェ。
ランチの時間を過ぎているため、海を目の前にする窓辺のカウンター席に座ることができました。
満潮の時には店の真下まで波が打ち寄せるそうですが、私たちが来店したのは干潮時。
目の前がすぐ海とはなりませんでしたが、窓から吹き込む爽やかな海風と絵画のような景色を眺めながら、「ホットドック」と「ハイビスカスとパッションフルーツのセパレートティー」をいただきます。
頭を空っぽにして、ずーっと見ていたい景色・・
「満潮の時にもう一度絶対来ようね!」と会話をしながら、店を後にします。
沖縄最大の聖地 斎場御嶽
カフェを出てから細い国道を約10分走って、本日最後のスポット「斎場御嶽」へ。
近くの物産館に車を停め、ここから入口まで徒歩で8分の道のりです。
ここは森一帯が聖域とされていて、世界遺産にも登録されているスポット。
石畳の参道に足を踏み入れると、静かで厳かな雰囲気に包まれます。
点在する拝所を回りながら、穏やかにそよぐ風を感じ、あちこちから鳥の声が聞こえ、森の緑を目にすると、聖地ということを体感できる気がします。
巨石が重なり合ってできている三角のトンネルをくぐった先の「三庫理(さんぐーい)」からは、神の島と呼ばれる久高島の島影を見ることができ、思わず拝んでしまいます。とても静かで、心落ち着く時間を過ごすことができました。
1時間ほど滞在して、帰途につきます。
斎場御嶽から高速道路のICまでは25分ほど。
そこからは帰りも一気に高速道路のドライブなので、時間もかからず快適です。
沖縄の道を走っていると、おじいやおばあがノロノロと運転する車に遭遇することも。高速道路でも、マイペースで運転しているドライバーが多いように感じます。
普段ならイライラしてしまうのですが、旅先の沖縄では、それも沖縄ならではのドライブと感じてしまうから不思議です。
ホテル到着は17時20分過ぎ。南部方面は美しい海だけではない、沖縄の歴史や聖地に触れるドライブとなりました。
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